某社様では、顧客工場で半導体製造装置の据付、保守業務を行うために装置の知識とスキルが必要でした。
複雑化が進む半導体製造装置の機能構造を効率よく理解するため、装置の3DモデルをVR空間に投影してトレーニング教材に活用することをご検討されていました。
1.導入目的と背景
顧客工場で半導体製造装置の据付、保守業務に欠かせないのが装置の知識とスキルであり、複雑化が進む半導体製造装置の機能構造を効率よく理解するため、装置の3DモデルをVR空間に投影してトレーニング教材に活用することを検討していました。
開発工数を最小とするため、ネイティブ3DCADデータをそのままVR空間に投影可能なソフトウェアが必要でした。
2.製品選定の理由、導入の決め手となったポイント
パーツ総点数が10,000点を超えるネイティブ3DCADデータの読み込みからVR空間への投影まで15分以内に完了します。また、一度3DVS形式で保存すれば、十数秒でVR投影が可能です。グラフィックの質を落とさずにスムーズに投影され、パーツの透明化や断面表示機能も簡単な操作でスムーズに動作します。
3DCADデータがあれば誰でもVR投影出来る手軽さと品質、そして価格面やライセンス料買い切りという点が魅力的でした。
3.導入の効果
装置が投影された空間内を歩いたりしゃがんだり、装置の下に潜ったり登ったりといった動作が見事にトラッキングされており、スケール感もマッチしているため、仮想空間とはいえ、実際に装置が目の前にある感覚に没入することができます。
これにより、装置構造の理解だけでなく、安全性や作業性などの検証にも活用できそうです。
また、小さなユニットの内部や断面の確認等、実機では出来なかったことが逆に出来るようになります。
実機を使用したトレーニングとの併用による相乗効果も期待しています。
4.今後の展望
他拠点への配置を検討しています。
スマート・スケープ株式会社
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